エリオットアンドマコの世界一周

脱サラリーマンのエリオットと脱サラリーウーマンの真子、車でのギャップイヤー

世界一周の準備 -経路編-

 近日は旅行計画の作成に没頭しています。


自由主義者である私は、すべての人が生まれながらにして自由(国境なき移動の自由も含め)、平等といった人権が付与されるべきだと信じ、学生時代にバックパッカーとして東南アジアを周遊した些細な経験もあることから、まして「地球村」だと称されてきたこの21世紀では、車とパスポートさえあれば、世界の果てまで自由のままに走れると思いました。


が、私は単純すぎました。


計画を作成すればするほど、世界はまだまだ思ったほど小さくない、グローバル化も想像したほど進んでいないことを思い知らされました。1年以上の旅程を計画しているのだが車検、国際免許の有効期間は1年まで、巨大国のロシアではビザが高く申請も面倒で、通り抜けるのに観光ビザが規定する30日以内にできるのか、コロンビアとパナマは繋いでいるのに陸路がない、などなどの壁……を放置しているままとりあえずのルートを作ってみました。



まずは鳥取県境港から波に揺らされウラジオストクでロシアに上陸し、ユーラシア大陸を一周した後、スペインからアフリカ大陸に突き進み、危険地域を避けながら南下していき、南アフリカのケープタウンで車をフォワーダーに託しヨハネスブルクからブエノスアイレスへ飛行機で移動し、そこから北上していきロサンゼルスに住んでいる真子の両親と会合してからアメリカを縦断し、戦車をニューヨークで現地売却を企み、飛行機で無事帰国を成し遂げギャップイヤーに終止符を打ちます。


もちろんまだ精度が低いものではあるが、そういうルートであれば実行は可能なのではと思って、当然、途中で思いも寄らないことに遭遇するリスクは大いにあるが、その都度臨機応変で対応すればいいとでも思っています。私は、問題をクリアしてから行動する慎重派ではなく、行動してから問題があったらクリアする行動派です。悪い癖ですね(笑)。