エリオットアンドマコの世界一周

脱サラリーマンのエリオットと脱サラリーウーマンの真子、車でのギャップイヤー

初めての盗難と不良警察官に遭遇

 ウラジオストクに上陸しロシアに滞在して1週間あまりになりました。ロシア人に対してどんな印象かというと、まさにMakoが云うように、「温厚で熱心な人が多い」です。路頭で迷いそうになったら聞いてもいないのに助けに声をかけてくださる方もいたほど、彼らの性格の良さに感動を覚えます。


しかしそんなロシアで、上陸早々盗難に会いました。車が通関業者さんから渡された際にフロントガラスに置いてあった国際ナンバープレートがなくなりました。「まさか」と思いながら通関業者に助けを求めたら、「あなたのナンバープレートには価値がないから税関のスタッフが盗むわけがないよ!」と解決しそうにないような口で言われ、ビザの期限もありすぐにウラジオを出発しないと間に合わないので、思い切って日本のナンバープレートを付けたままに発進しました。


あれから1週間走って6000キロに到達しました。せめて日本のナンバープレートをつけてロシアでの走行は全く警察に絡まれることはないことがわかりました。


しかし警察は、所詮絡んできました。元旦の日にバイカル湖のほとりにある村で写真を撮った後国道へと合流した途端、そこで待ち伏せた警察官に止められました。中途半端の英語でやりとりしたら、20KMのスピード制限を超過したみたいで100ドルの罰金を払えとのことでした…


20KMのスピード制限があるとしても100ドルの罰金とは高すぎるだろうと思って、「If you want to fine us please show the evidence and receipt, and we only pay by credit card.」(証拠とレシートをください。罰金はクレカで支払うよ。)と微笑みながら警察官に言い張りました。


「あ、そう…もう行っていいよ。」「ありがとう。ハッピーニューイヤー、Sir!」ぼったくりに応じず最後まで戦おうと覚悟したが意外と簡単にピンチを乗り越えましたね。


余談だがその後も2回警察官に止められ、言葉だけで済んで運転免許さえ見せることがありませんでした。


ちなみに、ロシアでの給油手順は
①   支払い。油種(レギュラーは92#に当たる)、金額かリットル数を指定し(92#は1リットル40ルーブル前後、約日本の2/3と安め)、ほとんどのガソリンスタンドはクレジットカードがアクセプトできる。
②   給油。
③   返金。例えば2000ルーブル指定して決済したら1800ルーブル分を入れて満タンになった場合は200ルーブルを返してくれる。クレジットカード決済は返金不可のため残りの分をガソリン携行缶などに注ぐしかない。


マイナス35度の極寒の中で私たちを背負って頑張ってきたタウンエース君、よくやってくれました。これからの10万キロもよろしく!


(サバイカリエ地方、チタ)